音声日記は、手がふさがっているとき、タイピングが疲れるとき、文章にするより早く考えが浮かんでくるときに向いています。弱点は、あとから探しにくいことです。解決策は話し方をうまくすることではなく、録音に名前をつけ、要約し、残すものを選ぶ軽い仕組みです。
声で記録するほうがいいとき
- 安全に録音できる散歩中や通勤中
- タイピングでは遅すぎると感じる、強いできごとのあと
- 話しながら考えを整理するタイプの人
- 痛み、疲れ、アクセシビリティの事情で文字を書くのが難しいとき
- 声の調子、間、笑い声、まわりの音を残したいとき
最初に「見出し」を声で入れる
日付、場所、目的から話しはじめましょう。「7月24日、歩いて帰りながら、チームでの話し合いについて考えている」。ファイルがタイトルと離れてしまっても、見出しが検索語と文脈になります。
ひとつの録音では、ひとつのことだけ
テーマはひとつ、または一日のうちのひとつの時間帯にしぼりましょう。話題が変わったら「次の話題」と言うか、新しい録音を始めます。短くてテーマのはっきりしたファイルのほうが、文字起こし、要約、削除がしやすくなります。
役に立つ流れは、できごと、反応、意味、次の一歩です。結論を出さずに終わってもかまいません。
音声を、検索できる記録に変える
録音したら、タイトルと2文の要約を添えましょう。ツールが文字起こしをしてくれる場合でも、要約は残しておきます。文字起こしは長く、不正確なところもあり、ざっと読むのが大変だからです。
- 何が起きたか、何に注意が向いていたか
- いちばん大切だった感情や問いは何か
- 続きがあるか、それともこの記録で完結しているか
長く残すものを決める
すべての録音を、ずっと残すアーカイブにする必要はありません。声そのものに意味があるときは音声を残し、そうでなければ要約と選んだ細部だけを残しましょう。
定期的に見返すタイミングを決めておけば、名前のない録音がたまって、この形式自体が使いにくく感じることを防げます。
録音の前にプライバシーを守る
ほかの人に聞こえないか、録音と文字起こしがどこに保存されるか、クラウド同期がオンになっているか、端末にどうロックがかかっているかを確かめましょう。相手に知らせずにほかの人を録音するのはやめましょう。
デリケートなふりかえりは、あとで落ち着いた場所で文字にしたほうがいいかもしれません。そのときは、何を見返すかを思い出すための当たりさわりのない音声メモだけ残しておけば十分です。
10分で始める手順
5分間録音し、必要なら早送りで一度聞き、タイトルと2文の要約を書き、音声を残すかどうかを決めます。この見返しのステップこそが、録音を使える日記に変えてくれます。