日記、習慣トラッカー、メモアプリ:目的に合った道具を選ぶ

日記は文脈を残し、トラッカーはくり返しを数え、メモアプリは情報をためておきます。ひとつの道具に3つの役目を押しつけると、問題が起きはじめます。

仕事術のアドバイスでは、ふりかえり、記録、情報の保存をひとつの「第二の脳」にまとめることがよくあります。でも個人の記録は、道具ごとに役目がはっきりしているほうが続けやすくなります。

3つの役目はそれぞれ違う

日記が答えるのは「それは自分にとってどうだったか」。習慣トラッカーが答えるのは「それはあったか」。メモアプリが答えるのは「どんな情報をとっておく必要があるか」です。

同じできごとが複数の場所に出てきてもかまいませんが、残し方は変えましょう。トラッカーにはランニングをしたことを記録し、日記にはそれがなぜ大切だったかを残せます。

文脈は日記に

  • 一日の評価、感情、いつもと違う数値の背景にあるできごと
  • 決断と、そのときに手元にあった情報
  • 思い出、会話、写真、時間とともに変わる受けとめ方
  • 回数だけでなく、説明が必要なパターン

くり返しはトラッカーに

  • する・しない、回数、時間がはっきりしている行動
  • 始まりとふりかえりの日が決まった短い試み
  • ひと目で見渡せると役に立つサイン
  • 数秒で記録できるべき行動

くり返し使う情報はメモに

資料、プロジェクトの情報、レシピ、手順、読書メモは、探しやすく使い回しやすい仕組みに置きましょう。個人的なふりかえりと同じ時系列に並べる必要はありません。

二重管理を避ける

ひとつの事実につき、正しい情報がある場所をひとつに決めましょう。ランニングをトラッカーに記録しているなら、日記には意味のあった日の文脈だけ書けば十分です。引用をメモに残すなら、日記ではそれが大切だった瞬間と結びつけるだけでかまいません。

シンプルな判断のルール

意味を覚えておきたいのか、くり返しを測りたいのか、情報を取り出したいのか。そう自分に聞けば、たいていは置き場所が決まります。