気持ちがまひしているような感覚も、それ自体がひとつの状態で、書くことがないわけではありません。隠れた原因を探すかわりに、カメラのように一日を描いてみましょう。行動、光、音、ペース、体のサイン。
感情を無理に引き出さない
淡々とした観察と違いから始めます。何が楽で何が大変だったか、どこにいたいと思ったか、何を早く終わらせたかったか。
感情の言葉は、あとから来るかもしれません。目的は、「正しい」気持ちを求めずに、経験とのつながりを保つことです。
ステップごとの進め方
エネルギー、緊張、人と関わりたい気持ちのスケールを使いましょう。0も立派な答えで、入力ミスではありません。
一度にすべてに答える必要はありません。質問をひとつ選び、具体的に書き、行動、ひと休み、またはあとで戻ってくるという正直な決断で締めくくりましょう。
日記の質問
アンケートではなく、選択肢として使ってください。形だけ埋めたリストより、意味のある答えがひとつあるほうが役に立ちます。
- 行動だけで書くと、一日はどう流れたか
- 体にとって、何が楽で、何がつらかったか
- 興味、いらだち、ほっとした瞬間はあったか
- 何を減らしたくて、何をほんの少し増やしたかったか
すぐに使えるテンプレート
この型を新しい記録にコピーして、まだ答えが出ない項目は空欄のままにしておきましょう。
- 今日したこと
- 体の感じ
- 楽だったこと、大変だったこと
- いま、こうしたい
無理をしないための目安
何も感じられない状態が続き、興味がなくなり、自分の世話をするのが難しくなっているなら、専門家に評価してもらいましょう。
日記は自分を観察するための道具で、医療、心の治療、緊急時の支援の代わりにはなりません。
いちばん大切なこと
正直な「特に何もない」も、もう立派な記録です。観察が、すぐに感情や結論にならなくてもかまいません。
科学的な出典
リンク先は元の論文や科学的なレビューです。研究の結果とその限界を自分で確かめられます
- Effectiveness of expressive writing in the reduction of psychological distress during the COVID-19 pandemic: a randomized controlled trial Vukčević Marković M, Bjekić J, Priebe S. Frontiers in Psychology, 2020.
- Efficacy of journaling in the management of mental illness: a systematic review and meta-analysis Sohal M, Singh P, Dhillon BS, Gill HS. Family Medicine and Community Health, 2022.
- Randomized controlled trial of expressive writing for psychological and physical health: the moderating role of emotional expressivity Niles AN, Haltom KEB, Mulvenna CM, Lieberman MD, Stanton AL. Anxiety, Stress, & Coping, 2014.