ストレスが強いときに長いふりかえりをすると、それ自体がもうひとつの負担に感じられることがあります。短い記録なら、終わっていないことを頭からおろし、急ぎのことと大切なことを分け、次にできる一歩に注意を戻せます。
負担を減らすための記録にする
注意をとられていることを、すぐに解決しようとせずに書き出します。頭の中からページへ移したら、今日本当に行動が必要なものに印をつけましょう。
体の状態と、使えるものも書き足します。次の一歩は、タスクをもうひとつ片づけることではなく、食べること、水を飲むこと、眠ること、静かにすること、助けを求めることかもしれません。
ステップごとの進め方
5分のタイマーをかけ、現実的な優先事項をひとつ決めて終えましょう。それ以外は、後回しにする、人に任せる、あえてやらないと決めることができます。
一度にすべてに答える必要はありません。質問をひとつ選び、具体的に書き、行動、ひと休み、またはあとで戻ってくるという正直な決断で締めくくりましょう。
日記の質問
アンケートではなく、選択肢として使ってください。形だけ埋めたリストより、意味のある答えがひとつあるほうが役に立ちます。
- いちばん頭の中を占めているのは何か
- 本当に急ぎのことは何で、急ぎに感じるだけのことは何か
- 大きな問題なしに待てることは何か
- 今日使える支えや休み方はどれか
すぐに使えるテンプレート
この型を新しい記録にコピーして、まだ答えが出ない項目は空欄のままにしておきましょう。
- 起きていること
- 今日大切なこと
- 待てること
- 体と自分に必要なもの
無理をしないための目安
書くと高ぶりが強くなるなら、淡々とした事実のリストに切り替えるか、やめましょう。睡眠や日々の生活をさまたげるストレスが続くときは、専門家に診てもらう価値があります。
日記は自分を観察するための道具で、医療、心の治療、緊急時の支援の代わりにはなりません。
いちばん大切なこと
ストレス日記が役に立つのは、深い分析ができるからではありません。頭の中で抱えておかなければならないものを減らしてくれるからです。
科学的な出典
リンク先は元の論文や科学的なレビューです。研究の結果とその限界を自分で確かめられます
- Efficacy of journaling in the management of mental illness: a systematic review and meta-analysis Sohal M, Singh P, Dhillon BS, Gill HS. Family Medicine and Community Health, 2022.
- Randomized controlled trial of expressive writing for psychological and physical health: the moderating role of emotional expressivity Niles AN, Haltom KEB, Mulvenna CM, Lieberman MD, Stanton AL. Anxiety, Stress, & Coping, 2014.